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AIUデザインLAB『デザイン思考ワークショップ』の産学連携により、国際教養大学の学生とビジネスアイデアの実現に向けて協働いたしました

2024年6月15日(土)〜6月16日(日)に国際教養大学にて実施されたAIUデザインLAB(※1)『デザイン思考ワークショップ(※2)』に弊社の社員(佐々木)が参加いたしました。

 

テーマは「にぎわいの創出とモビリティの革新で秋田の未来をつくる」


移動の利便性向上と地域経済の活性化に貢献するビジネスアイデアの実現に向けて、AIUの学生と協働しました。


後注

※1 AIUデザインLAB…国際教養大学(Akita International University)産学連携課題解決プログラム 本学の学生と県内企業がチームを組み、企業や地域の課題解決のために協働することをコンセプトとしている。

 

※2 デザイン思考ワークショップ…課題解決のプロセス・思考を身に付ける2日間の短期集中型ワークショップ

 

AIUデザインLAB『デザイン思考ワークショップ』への参加の背景

弊社は産学連携の取り組みを推奨しています。

産学連携とは産業界(企業)と学界(大学や研究機関)が協力して、新たな技術開発や社会課題の解決を目指す取り組みです。

 

一方で産学連携は多くの社会的課題を抱えております。

現在では産学の各組織において、ビジネス革新の担い手となるべき「個人」の独創的なアイデアや技術能力が最大限に発揮できる組織・システムが万全ではありません。

 

技術・ビジネス人材の職業経歴・進路が多様化されておらず、一方で「個人」も組織安定思考が高い傾向にあります。

 

変化の兆しがあるものの、産学間での人材移動が少ない状態です。組織を超えた人材移動や「個人」能力の発揮に対する社会的受け入れ度が低いことも昨今の課題です。

 

社会課題を理解し、現在よりも国際教養大学と弊社の関係値を深め推進していくために、本イベントへの参加をしました。

 

AIUデザインLAB『デザイン思考ワークショップ』参加の目的

東成瀬村の地域交通課題解決につなげるため、移動の利便性向上と地域経済の活性化に貢献するビジネスアイデアの創造に取り組みました。

 

AIUデザインLAB『デザイン思考ワークショップ』の概要

※LAB2「LAB2:デザイン思考実践 事業創造プロジェクト」

 

詳細

2024年6月15日(土)〜6月16日(日)までの2日間、ワークショップは完全対面型で、学生15名と社会人16名、総勢31名が参加しました。

 

このワークショップの目的はデザイン思考を用いた問題解決方法の基礎を実践的に習得することで、学生や企業勤務の方々が一緒にビジネスアイデアの創造に取り組みました。

 

デザイン思考とは、デザイナーがデザインを考案する際に用いるプロセスを、ビジネス上の課題解決のために活用する考え方です。

 

スタンフォード大学のd-schoolが提唱する5つのプロセス
(①共感および理解、②問題定義、③アイデア創造、④プロトタイプ、⑤テスト)を用いて、チームでビジネスアイデアを創造しました。

 

具体的なプロセスは以下の通りです。

 

①共感・理解:ターゲットとなる人物像のペルソナ設定を行い、ターゲットの好きなことや悩み事などを深掘りして考え、ターゲットについて理解し具体的に言語化します。

 

②問題定義:日常の暮らしや観光における困りごとに焦点を当て、ターゲットをより具体的にイメージしながら、その人が抱える問題を明確にしました。

 

③アイデア創造:問題定義から実現したい状態を明らかにし、ブレインストーミングを繰り返し、アイデアを作り出します。そして、チームでアイデアを言語化してまとめ、他のチームからのフィードバックを得ながら、ブラッシュアップさせました。

 

④ビジネスモデルを検討:2日目はアイデアを社会で実現するために、ビジネスモデルを描くことからスタートしました。理想とする状態をいかに実現するかを考え、アイデアをビジネスモデルになるように組み立てます。

 

⑤プレゼンテーション:「にぎわいの創出とモビリティの革新で秋田の未来をつくる」というテーマのもと始まった2日間のワークショップの最後には、事業アイデアのプレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションの様子

 

今回生まれたビジネスアイデア

弊社の社員が参加したグループからの事業アイデアは、外国人観光客を対象とし、趣味趣向に沿った充実感のある観光の実現です。

 

2日間のワークの結果として「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の全てのシーンに対応する、AIにより作成可能なフルオーダーメイドの観光プラン・ルートを開発するアプリを提案いたしました。

 

このアプリの開発には、自動運転技術や地域おこし協力隊制度を活用し実装します。

 

弊社の参加者からのコメント

佐々木:学生の皆様にとっては、社会人と一緒に意見を出し合うことで、社会人の知識や業務を身近に感じ、自身の知識を広げる機会となったと思います。

 

また、社会人の方々にとっては、学生との協力を通じて、自身の経験と学生の発想を組み合わせることで、新たな視点・考え方を得る絶好の機会でした。

 

『デザイン思考ワークショップ』は、デザイン思考の手法を学ぶだけでなく、学生と企業が共にテーマに取り組み、互いの視点を学び合いながら新しい価値を創造する場です。

 

ワークショップで生まれたビジネスアイデアを起点にプロジェクトチームを組成し、今後具体化していきます。

 

今後の展望

プレゼンテーションの様子

 

AIUデザインLAB『デザイン思考ワークショップ』で習得したデザイン思考は企業活動へと落とし込まれます。

 

ワークショップの実践の場として組まれているのは「デザイン思考実践:秋田県内企業課題解決型学修」です。

 

この項目では『デザイン思考ワークショップ』企業が学生を受け入れて、各企業の課題についてデザイン思考を用いながら解決策の提案・実装を行います。

 

弊社としましてはAIU生1名を、2025年1月〜3月まで受け入れLAB3を実施予定です。

 

ワークショップで習得したデザイン思考を企業活動に落とし込み、国際教養大学の学生と弊社が協力して問題解決に取り組んでまいります。

 

弊社は、産学連携を通じて社会課題を解決し、社会に貢献することを目指しています。

 

「産学連携を通して、社会課題を解決し社会に貢献していきたい方」「ビジネスの技術開発の現場に触れて、新たなアイデアを創出したい方」などのビジネスにおける創造性や成長などの価値観を持っている方からのお問い合わせをお待ちしております。

 

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