東成瀬小学校「学校教育支援」を実施いたしました
東成瀬テックソリューションズ株式会社(本社:秋田県東成瀬村、代表取締役:近藤純光)は、生徒の社会的スキル向上と教員の業務負荷軽減を目指し、東成瀬小学校にて学校教育支援を実施いたしました。
背景
昨今は1人1台のスマートフォンが当たり前になったように、誰もがデジタル端末やソフトウェアに触れる社会へと、急速に変化しております。AIの普及を代表に、今後の社会はより複雑性が増すと予測されています。そのため、環境の変化やデジタル社会に対応できる子供の教育が、重要性を増していることが現状です。
このように、社会ではデジタル化が進み、教育現場に大きな変化がうまれています。子供たちの将来への選択肢は増え、教育領域においてより複雑な授業形態が求められるようになりました。平成29年度に、文科部科学省より告示された『新学習指導要領』にて、小中学校においてプログラミングが必修化されたことをきっかけに、教育現場での指導負担は増加傾向にあります。特に技術的な専門分野における教員の知識・技術不足や、教材・資料の不足が教員への負担となっています。
概要
今回の支援では弊社社員が授業企画から設計、講師、講師のサポートを行いました。支援内容は、以下の通りです。
・キャリア教育支援
・プログラミング教室
キャリア教育支援
10月より、東成瀬小学校にてキャリア教育支援を行いました。目的は、東成瀬村の課題発見・解決を通じた、基礎的・汎用性能力*も含む社会的スキルの習得や、地域理解・貢献力を学ぶ主体性の向上です。
弊社が行なっている東成瀬村の課題改善を目的としたプロジェクトをベースに、小学生が東成瀬村で実際に存在する問題を直接調査し、その分析から解決策を導き出します。その後、プレゼンテーションを通じて提案するという、探求型学習に基づくPBL*(プロジェクトベースドラーニング)を取り入れました。生徒たちからは、「東成瀬村の現状を深く知ることができ、解決策を考える過程が楽しかった」というような、前向きな感想をいただきました。
※汎用性能力:「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力によって構成
※PBL:日本語では「問題解決型学習」「課題解決型学習」などと訳される勉強法。生徒が自ら問題を見つけ、さらにその問題を自ら解決する能力を身に付ける学習方法のこと
プログラミング教室
12月より、同校にてプログラミング授業の支援を開催しました。本講義では、弊社システムエンジニアを中心に、授業企画から設計、講師、講師のサポートをしております。
簡易的なゲームを作る授業では、児童たちが相互に教え合う様子も伺え、共同学習を心から楽しんでいる様子でした。子供たちは素直さと発想力を活かし前向きに授業を受けており、「プログラミングって本当に指示したことしかできないんだね」と、プログラミングの本質に触れる貴重な機会となったようです。
弊社では、今後も教育支援を通じて、未来のIT人材確保・育成を支援して参ります。複雑かつ専門的な領域の授業の設計から実施まで、各学校と連携し実行します。我々のサービスに興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
先生のコメント
・子どもたちが取り組んでいる様子を見て、今年度の授業はキャリア教育の第一歩として、とてもよい機会になったと感じています
・子供たちも楽しんでいて、業務負担の軽減に繋がり助かった
・子供たちや他の先生方とのコミュニケーションの機会が増えた
本件に関するお問い合わせ先
東成瀬テックソリューションズ株式会社
イノベーション本部 教育・福祉領域
担当:塩田拓生
Mail:hiroki_shioda@narutech.co.jp
Tel:080-7885-6164]