幼い頃から好きな博物館が好きで、高校時代は学芸員になりたいと考え、文化財全般を学ぶために進学しました。文化財、博物館の意味や機能を考えるなかで、「空間の使い方」に興味を持ちます。この思いは、範囲が広がってまち全体を考えるようになり、将来は不動産を切り口にまちを誰にとっても居心地の良い場にできたらという思いが芽生えました。卒業後は、「建物」「空間」「場」について広く経験を積みたいと考え、地元の建設会社で２年間働きました。

前職で「まちづくり」を学ぶ勉強会に参加させていただいた際、スマートシティについて考える機会がありました。人口減少が加速する日本で、地域が機能を維持するだけでなく、今より良い方向へと進んでいくためには、IT技術は避けては通れないと感じるようになります。そうしたスキルを身につけたいと考え、調べ始めた際に、なるテックを知りました。未経験から挑戦できる環境と、まちづくりに関われる点に興味を持ち、このチャンスを逃したくないと思い、志望しました。
また、自分の目で多くのものを見て、考えたいという気持ちが強いため、時間や場所に捉われない働き方にも惹かれました。

住む人はもちろん、働きに来る人、進学で来る人、旅行で訪れた人など、地域に関わる人たちが心地よいと感じる場、互いが混ざり合う場を作りたいです。また、人と人を繋いだり、かき混ぜたりできる人になれるよう、気になることがあれば見にいく、聞きにいく、その上で考え続け、楽しいことをたくさんしていきたいです。
母の実家が農家で、畑と田があります。これを生かして、仕事のほかに農業をし、育てた野菜や米を使って、人が集まって、食べたり、飲んだり、話したりできる小さな場所を作ります。今までは手伝いの範囲でしたが、少しづつ、本気で農業の勉強もしたいです。